「天と地を測った男〜伊能忠敬」岡崎ひ でたか著
  • 子供の年齢:8~12歳
  • 読み聞かせの時間:15分×7日間
  • 読んだ日: 2015年・2017年
  • メインテーマ:江戸時代に全国測量をし て精巧な日本地図を作製した伊能忠敬の生涯を描いた本。力強い文章は親子で夢中になって読みました。読み終わったときは涙が出ました。

幼少に親兄弟と別れても力強く生きた少年

忠敬は、千葉県 の漁村で生まれ、6歳で母に死なれ、父や兄 弟とも生き別れながらも、強く生きる少年だ ったとのこと。

物心ついたころから数学が好きで好きで仕方がなかったとか。

漁師の道具を保管する小屋の管理人のおじいさんと一緒に暮らし、その時から数に対する才能は発揮されていたというのです。

大商家の養子になり商才を発揮

忠敬は算術の才能 を買われ佐原大商家に養子に迎えられ、天明 の大飢饉を経験しながらも、伊能家を繁栄させたといいます。。

後日、伊能忠敬記念館を訪れて知ったのですが、 伊能忠敬の隠居した時の年収は、今のお金に換算してなんと1億5千万円だったとのこと!

50歳前で隠居し再出発

そんな大富豪に上り詰めたにも関わらず・・忠敬は50 歳を前に科学者として再出発。

20歳も年下の江戸の数学者高橋至時に弟子入り勉強した後、 緯度1 度分、経度1 度分の 距離を実測をもとに算出するため、過酷な全国測量の旅に出たとのこと。。

55 歳から 73 歳ま で、病に侵されながらも終わることのなかっ た日本国土測量の旅は、今では信じられないような過酷な試練と冒険の連続。

緯度を正確 に算出するため、昼の測量だけではなく、夜の天体観測も行っていたそうです。子供に読み聞かせながら私も驚きました。

忠敬を駆り立てた科学者として壮大な夢

でも読んでいて一番感動したのは、忠敬をここま で駆り立てたのは、地位でも名誉でもなく、「 世界に先駆けて地球の大きさを正確に測りたい。」という科学者としての目標だったとい うことです。

忠敬を支えたのは、江戸にいながら海外の書物を訳 し、忠敬の研究を命を削って支えた師・高橋至時 。崇高な目標をともにめざす同士がいたんですね。

江戸時代後半に、こんなに純真に科学的真 理を追い求めた方々がいたなんて・・本当に 驚きでした。

伊能忠敬記念館を訪れて

この本を読んでしばらくして佐原にある伊能忠敬記念館を訪れてました。
記念館には、物語に登場した、道具や風景が展示してあり、子供達も喜んでいました。

また利根川の雄大な風景も見れましたし、香取神宮も近く立ち寄ることが出来ました。

利根川の水運の拠点として江戸時代大繁栄したという佐原・香取地域の昔の面影が体験できる楽しい小旅行となりました。

本を読み終わったらぜひ訪れてください。おすすめです!

伝記は親子で大好きなジャンル

伝記は親子ともども大好きなジャンルで す。

これまで読んだ伝記は『マザーテレサ』 『二宮金次郎』『ファーブル』『安藤百福』 『エジソン』『ノーベル』『手塚治虫』『牧 野富太郎』・・・まだまだあります。

伝記を読んでいると、主人公の生きた時代 が現代とは全く違う生活環境や社会環境で あったことが分かります。

また成功の裏にあ った大変な苦労(幼少に親を失っていたり貧 しくて苦労している人が多い)や迷いが身近 に感じられて、親子でタイムスリップした気 分になります。

子供達は読み終わってしばらく伝記の人を近所か親戚のおじさんかおば さんのように感じているようで、新聞や TV などに登場すると盛り上がります。


18年4000冊続いた読み聞かせ

読み聞かせは、2001年長女0歳の時から始めました。それから、長男・次男・双子の娘と全部で5人の子供が産まれましたが、読み聞かせを続け、気が付けば18年4000冊にもなっていました。
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