• 子供の年齢:11歳
  • 読み聞かせの時間:20分×3回
  • 読んだ日:2019年
  • メインテーマ:意外と知らない奈良の大仏さま歴史。その歴史は民衆の祈りの歴史でした。ちょうど歴史で奈良時代のことを習った小6の娘達が小学校で使用している資料集を広げながら興味深々で聞いていました。

大仏さまの歴史物語

加古里子さんといえば「だるまちゃんととらのこちゃん」のイメージで楽しくサラっと読める絵本かと思い手に取ったのですが、意外にもバッチリ歴史物語。

意外と知らない奈良の大仏の歴史がしっかりと語られていました。

字が多く内容も高度(小学校高学年以上ぐらい)なのですが、大型の絵本の中には昔の人々の様子がちーさく沢山の人達が詳細にリアルに描かれています。

絵を見ているだけでも楽しい絵本なので、年齢の小さい子供達も眺めていて楽しい絵本だと思います。

最初は天皇主導で建造された大仏

奈良の大仏は、 金属で出来た仏像として世界最大 。

西暦746年に建造が始まってから、その建造期間はなんと18年かかったと言います。

天皇主導で始まった大仏建設でしたが政治の混乱でなかなか進まない。。その中で土木作業で多くの民衆を救った僧「行基」が先頭に立ち進めたおかげで、とうとう完成しました。

驚いたのは、大仏に金箔をはるのには沢山の水銀を使い、そのために沢山の人が亡くなったのではないかということ。

民衆を救うために作られた大仏建造のために、沢山の人が病に苦しんだり亡くなったり・・矛盾しているようですが、当時は平気で進められたんですね。

聞いている子供達も驚いていました。

何度も破損、焼失した大仏さま

完成後、度重なる地震や劣化のために頭だけ落ちたり、戦火のために周りの建物が焼失したり、大仏さま自体も焼失したり・・大仏さまは本当にひどい目にあってきたそうです。

とくに戦国時代 。100年も雨ざらしのまま頭には銅板を張られたまま大仏さまはすわっていたそうです。

民衆主導で再建された大仏さま

ですが、雨ざらしにされた大仏の姿(あるいは残骸)を見た人々の願いを受けた僧が政治を動かし、鎌倉時代と江戸時代に2回大仏さまは再建されます。

奈良時代の落成式には位の高い人しか参加できなかったのですが、江戸時代・鎌倉時代に再建されたときは、多くの民衆が参加し祝ったと言います。

時を経るにしたがって大仏さまは、民衆の大仏さまになっていったんですね。

おりしも、先週末は大型台風19号ハギビスの被害でまた沢山の方が犠牲になりました。犠牲者の方はどんなに辛い状況に置かれているかと思うと心が痛みます。

今回の台風のみならず、古代から日本の民衆は台風や地震、戦争の被害を何度も何度も受けていたに違いありません。

その苦難から立ち直るという願い・祈りが大仏さまには込められていたのだと想像します。

もう一度大仏さまに会いにいこう

以前我が家で奈良の大仏さまを見に東大寺をおとずれたことはあるのですが、今度改めて訪ねてみたいと思います。

大仏さまは、たくさんの民衆の祈りの歴史。そう思うと大仏さまを拝む気持ちも変わりそうです。

本に登場する場所を積極的に訪れる

読み聞かせを通じて親子ともに関心をもった歴史的な場所を訪れると、親子で勉強になりますし、会話もはずみます。

私は、旅行に行く前にその目的地の本を読み聞かせしてみたり、逆に読み聞かせによって関心をもった場所に家族で訪れるようにしています。


18年4000冊続いた読み聞かせ

読み聞かせは、2001年長女0歳の時から始めました。それから、長男・次男・双子の娘と全部で5人の子供が産まれましたが、読み聞かせを続け、気が付けば18年4000冊にもなっていました。
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