読み聞かせ「ゴリラを描きたくて」阿部知暁著の感想
  • 読んだ日: 2019年6月
  • 読んだ時間:30分×5日
  • 子供の年齢:6年生
  • メインテーマ:かっこいいゴリラのお父さん

最近は、類人猿について末娘とずっと凝っています。類人猿、本当に魅力的です。

今回はゴリラについての本をに取ってみました。
類人猿大好きな方が、我が家の大きなイクメンパパを見て、「ゴリラのお父さんみたい!ゴリラのお父さんってすごいのよ!」と言われたからです。

この本を読んでゴリラのお父さんのカッコよさが、理解できました。
また「ゴリラ絵を描く」ことだけで、色んな人と繋がっていく著者の人生に感動します。

ゴリラのお父さんはイクメン

オランウータンの子育ては母子家庭。母一人、子一人で6~9年という長い間二人で暮らします。

それに対してゴリラは、集団で暮らし、群れのリーダーとなる背中が白いオス「シルバーバック」は、群れを守ると同時に子供の良き教育者であると同時に遊び相手だというのです。

好きなゴリラに特化した絵描きさん

この本を読んで、ゴリラのことに驚く前に、ゴリラだけを描いていくことを選んだ著者チサトさんの生き方に感動します。

描くのが好きだけど、何を描いたら良いか分からない。そう迷っていたとき、大先輩から「好きなものを描けばよいんだよ。」と言われ、子供の時に出会ったゴリラと出会い、ゴリラが笑ったを思い出から、ゴリラを描くことを選んだというのです。

ゴリラに会いにアフリカに

全国の日本の動物園に回り、ゴリラを描いた著者。

とうとうアフリカにも行って、野生のゴリラに会うことに・

そこでのゴリラの出会いは感動的です。

ゴリラというと「ごつい」「いかつい」という印象もありますが、野生のゴリラはとても平和的。ボスであるシルバーバックが優しいと群れ全体も友好的になるんですね。

ある群れの近くでゴリラを描いていた著者に、沢山のゴリラが寄ってきて著者を抱きしめたり、画を眺めたりしていたというのには笑ってしまいました。

「ゴリラ」が好きという生き方を貫き通すことで、ゴリラのみならず色んな場所・色んな人達とつながっていく著者の生き方は素敵です。

ゴリラの直面する過酷な運命

こんなに優しいゴリラですが、今ゴリラの住む地域では、紛争が絶えません。

保護政策が出され、レンジャーに守られていたゴリラも国自体の治安が悪くなりどうなるか分からない

紛争が起こると、ゴリラの住む森林は伐採されます。また子供を売るために群れのボスであるシルバーバックを銃殺するという事件も多発します。

アフリカで著者が出会った優しいゴリラのリーダーも次々の殺されたという連絡が・・

オランウータン以上に絶滅の危機に追い込まれているゴリラの危機を初めて知りました。
またしてもゴリラもゴリラの森も破壊してしまう「ヒト」。。。やるせなさを感じました。

イギリスのハウレッツ動物園はゴリラの楽園

ゴリラの生まれ故郷での感動的な体験とともに悲しい現状の記述の後に、登場するのがイギリスの「ハウレッツ動物園」。

ゴリラは多数の群れで暮らす性質のため、少数飼いされる動物園では、本来の生態との違いが大きくてなかなか繁殖にいたらないのだそうです。

でも、著者がたまたま日本で見たビデオで知り訪れたイギリスののハウレッツ動物園では、大きなゲージで多頭飼いされ、ゴリラの本来の性質が発揮され、のびのびとゴリラは暮らしています。

繁殖に成功した結果、最初少なかったゴリラはどんどん数を増やし、最終的には50頭以上。日本全国のゴリラの数を上回ったというのです。

そのような成功に至るきっかけを作ったジョン・アスピナール園長さん、素晴らしいです。

著者は、日本に帰って上野動物園の飼育係りに伝え、その方法は日本に受け継がれることになったそうです。

今、ゴリラ自体が絶滅の危機に瀕する中、ゴリラの飼育の知恵も非常に重要になってきているのだと思います。

私たちもゴリラにも会いに行こう

この本を読んで、私もすっかりゴリラファンになってしまいました。
オランウータンも大好きなのですが・・

そういえば千葉市動物園のゴリラもすごくカッコよかったこと思い出しました。

動物園に行ったら、娘達と一緒に必ずゴリラを見よう、と決心しました。

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